閑話二十八
大阪にて




愚息の、大学最後の試合を見に大阪へ行ってきました


今回は私一人だったので新幹線を利用


いや〜快適でしたね


奥さんと行く時は飛行機なので死ぬほど恐い思いをするのですが。




贅沢を言うならばグリーン車に乗りたかったです。


更に贅沢を言うならば、


隣の席には綺麗なおねえちゃんに座ってもらいたい





中年おやじの考えそうなことです


4時間30分の旅の間


綺麗なおねえちゃんと


脂ぎったおっさんとでは


雲泥の差ですから






岡山までは隣の席は空席のまま


岡山駅に停車して、ホームを見ると


ロングヘアーのおねえちゃんが一人と おっさん多数


私のいる車両に乗ってきました


う〜ん美人です


ぜひ隣に座ってもらいたい


心の中のス○べ心が


「オイデオイデココニオスワリナサイ」


をしています


おねえちゃんが真っ直ぐ私の方にやってきました


期待に胸が膨らみます






なんということでしょう



美人のおねちゃんは一つ前の座席に・・・・



さらに



なんということでしょう




私の隣の席には昼間だというのに酒の臭いがぷんぷんする


禿げたおっさんが


雲泥の泥のほうになっちゃいました


ついてないです 











残念っ







隣の酒臭いおっさんも同じ事を考えていたに違いありません


「なんでィ いい歳こいてロン毛にしやがって


似合わね〜よ プハーッ」



絶対そう思っていたと・・・



美人の隣の幸せな男性はず〜っと寝ていたんですよ
この 罰当たりが


大阪しぐれ


一人で生きてくなんて できないと〜


泣いてすがれば ネオンが〜 ネオンがしみる〜



失礼致しました








大阪に着くと雨模様でありました


ホテルにチェックインしてから大阪探索をと思っていたのですが


だんだん酷くなる雨に急遽予定変更


ホテル近辺の居酒屋探索に切り替えました


雨に濡れながら散々探し回ったあげく一軒の居酒屋へ






結論から言うと


大はずれ


不味い・遅い・高い



おまけに



無愛想




取引先の社長から


「大阪はいいよ〜 美味いし安いし面白いし」


と聞いていたのですが


まるで正反対でしたね



美味いもん=大阪


と思っていたのですが


見事に裏切られました


こんな事書くと大阪の人に怒られそうですが。



大阪の人ごめんなさい m(__)m



多分私は相当運のない男なのでしょう


↑で実証済み




さっさと切り上げてホテルに帰るべェと思っていたら(客は私一人)


入口に人の気配が


ふと見ると女子高生?が数人

(この時点では下半身しか見えておりませんでした)


ぞろぞろと店内に


まず目に入ったのが超ミニスカート


半端な丈ではありません 気合が入っています


それに妙に足がごつい







もうお分かりですね そう



おかまちゃんです



私は以前おかまちゃんにえらいめにあっていますので


腰が引けてしまいます


私の斜め後ろの席に4人のおかま


超ミニスカートにこってこての化粧


背中がゾクゾクします


もう1分たりともいたくはありません


「おねえさん お勘定」


脱兎の如く店外へ


愚図愚図していると絡まれるかもしれません


あんなおかまに絡まれたら大変です


なにせ4人とも私より相当背が高いのですから





しかし


おかまちゃんたちはあの出で立ちで街を歩いてきたのでしょうか?


親が見たら泣くぞ ほんとに。


ぶつぶつ言いながらホテルへ帰る中年ひとり








背中から熱〜〜い視線を感じたのです


有料TV



ホテルの部屋に帰って


「あ〜あ 飲みになんぞ行かなければよかった」


なんて反省しておりました


寝るには時間が早いし


テレビでも見るかとリモコンを手にとると


有料のボタンが







世のお父様方 もうおわかりですね


そう アダルトチャンネルです



テレビの横には番組表が置いてあります




なになに


若○の○○○


ほほーっ


○○の○○○○


ふんふんっ





ここに書くのが憚られるような題名が並んでおります


スケベ親父の好奇心をそそります


観たい


目を皿のようにして番組表を



んっ



隅っこの方に


(有料TVの料金はフロントにて精算いたします)







重大問題発生です




つまり このエッチチャンネルを観ると チェックアウトの時



フロントで精算しなければなりません
(ホテル代は前払いしておりました)



他に有料のものはありませんから








お金を払う=エッチビデオを観た








ということがバレバレになってしまいます


たしかフロント係は若い女の子だったような・・・







明朝のことを想像してみましょう



フロントで





「ポニーテール様 追加料金が1200円になります」

(エロおやじ様 エッチビデオの代金が1200円になります)






恥ずかしいです


他の泊り客が周りにいたら


さらに恥ずかしいです



「この人エッチビデオみたのよ」



「いやーね いい歳こいて」




「エロおやじ」




賢明なる中年おやじは 散々悩んで観るのを止めました



恥はかきたくありません



しかし



寝るまでの間









観たい・・・・



観たい・・・・




観たい・・・・





観たい・・・・




観たい・・・・






観たい・・・・









グー グー








小心者の中年おやじの悩みなんてこんなもんサ。
子供の泣き寝入りみたいなもんで・・・・



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