閑話その五

剣道復活のはずが・・・・・


さてどこまでお話しいたしましたかの、そうそう無事手術が成功して、再び剣術の稽古が


出来るようになったところまででござったの。


まず最初は無理をせず小学生あたりから稽古をするか、と思い面をつけ申した。


ところがでござる、怖いのでござるよ竹刀が。


首のあたりがむずむずして、面を打っていこうとしても、腰が引け途中で体が止まってしま


い、なんとも無様な格好でござった。



剣先が怖い


大人の方と稽古するとまったく打っていくことが出来ず、どうやら打てるのは小手だけ。


小学生・中学生・大人 だれと稽古するときも、小手・小手・小手のオンパレード


小手を打つというよりも、小手に逃げるという感じでござった。


こんな稽古が楽しいはずがなく(相手も自分も)ほとほと嫌になり申した。


せっかく剣道を続ける為に手術を受けたのに、これでは何のためにあのようなつらい思い



をしたのか、なんとも情けなく次第に剣道(自分の稽古)から逃げるようになり申した


かといって完全に剣道と縁を切った訳ではなく、幸いなことに子供たちが剣道を続けて


くれていたので、子供が上達するのを楽しみに、たまに元に立って(打ち込み台役)おり


もうした。


これではいかんと思いながらも、どうしても自分の稽古を再開することができず、ずるずる



と月日だけが過ぎていきもうした。(この間約10年)


この間、剣道関係の本は何冊も読み、あごだけは確実に昇段していき申した
                        (口だけ)



もう一度基本からやり直そうと思ったのはつい最近になってからでござる


panda殿はじめ初心者中年軍団の方々が一所懸命に稽古をされるのを見てこのまま


ではいかん、このままではただの口だけ達者なへたくそ中年剣士になってしまう


ここは一念勃起、もとい一念発起初心者中年軍団がたむろする


火曜基本稽古会に入門させていただくことにした。


入門させてもらって驚き申した、あの初心者中年軍団がこんなにきつい稽古をして


おったとは、拙者は皆さんの半分も出来申さん、十年間だらだらとしていたつけでござ


ろう、切り返し・面打ち・小手面打ち、何をしてもまともにできもうさん。


初回の稽古会はさんざんであった。



目標を決めもうした面打ちでござる


あの手術後、恐怖心からまったく打つことが出来なかった面。


すべてを忘れ去って無心の面が打てたとき、そのときこそが拙者の完全復活の日で


ござろう。


何年かかるかわかり申さんが、その時がくるまで懸命に稽古しようと思っており申す


みなさん、応援してくだされ。






                       ではまた明晩



                           戻る

                 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送